ゴッド・ディーバ2007年06月23日

昨晩、そろそろ寝ようとしていた、それこそ深夜、
テレビをつけていたら、ちょうど深夜映画が始まるときで、今からやる映画の紹介をしていました。

なんのきなしにその映像と紹介に耳を傾けていたら、
なにやら、2095年のニューヨークの上空に突如ピラミッドが浮かび、
神やらエイリアンやらミュータントなるものが登場し、
近未来SFな感じのGCムービーをやるらしい。

怪しい。。。
寝ようとしていたのに、ちょっとおもしろそう。。。(´ー`)

B級映画の雰囲気もありつつ、意外とセンスのよい良作な雰囲気も醸し出し
ており、そのままだらだら見始めてしまい、結局朝方5時までしっかり見終わりました(´ー`)。
こういうのって、録画してまで見るようなものでもなく、
たとえ録画したとしても、見ることなく削除されてしまうもの。

最初のうちは、画面の隅々まで繊細に描かれているCGに感心しつつ、
フランス映画独特のちょっと難解なストーリー設定にとまどいつつ、
なかなか興味深く見ておりました。
実写を取り込みつつ、かなりフルCGな感じで映画は進み、
とってもつまらなかった「ファイナルファンタジー」の映画と比較しながら、
ラストはどうなるのだろうと見ていましたが、
中盤あたりで、主人公が宇宙服を着込み、宇宙とおもわれる場面になったあたりから、「あれ?」と違和感を感じはじめました。

それまで、印象的だった未来的な衣装が、思いっきり現代の宇宙服になり、
あんなに繊細だったCGが、電球でも光らせてるのかというくらい、
安っぽい宇宙セットに変わったのです。
「あれ?あれ?」と心の中でおもいつつ、
「これは、わざとこういう効果を狙っているのかも」ともおもいながら見続けましたが、どんどんどんどん、CGがなくなりはじめ、いかにも手作りセットみたいな感じになってきました。
まさに、ここで予算でも切れてしまったかのような変わりようです。
日本の戦隊物にでてくるような怪物まで登場し、あからさまに映像のバランスが崩れ始めました。

ラストに近づくにつれて、まさしくB級映画そのもの。
この映画に何か期待していたわけではありませんが、
むしろB級覚悟でしたが、あからさまな直球B級ぷりに驚かされました。
エンディングに流れはじめる音楽がまたイカスヽ(´ー`)ノ
こんなにまで、オープニングとエンディングの出来が違う映画も珍しいとおもいました。