BJORK ビョークがくるよ2007年12月01日

http://search.pia.co.jp/artist.htm?artistId=11012641

ちょっと前に、来年2月にビョークの来日コンサートがあると知って、主催者先行で武道館のチケットを無事確保(☆∀☆)
しかも、1階スタンド、ステージ真正面っ!すてきっ!
武道館だとアリーナには段差がまったく作られることが多いから、アリーナの後ろで見るよりスタンドに座って見れるほうが希望だったのでありがたい。
2階だと段差が急すぎて怖いし(>ε<)

しかし、すごくあっさり獲れた感じです。
7年前の単独来日コンサートの時は、先行でも一般でも獲れなかった上、
オークションでは10万近くまで値が上がり、どうにもこうにも手が出せなくて泣く泣く諦めましたのに(>ε<)
とりあえず、よかった。
ビョークの生歌はほんとぞくぞくするもの。

ユーミン スペクタクル シャングリラⅢ ③2007年07月01日

②の続き

「時のないホテル」
今回のシャングリラの派手な演出の中で一番の目玉と言っても過言ではないと思います。
とにかく、すごかった!!!
見所があちこちにあり、驚きとはらはらと感動の連続。
曲が終わったあとの客席の盛り上がりも一番でした。

通常のコンサートでもこの曲の演出は特別なものがありますが、今まで見たどの「時のないホテル」よりも今回の演出が一番度肝を抜かれました。
歌の世界も特徴的なもので、その世界が見事に再現されていのもすばらしかったです。
曲のはじまり前に、客席からマスクとトランシーバーを持ったスパイのような人たちが現れはじめます。
客席全体を多い尽くすようなノイズのような効果のあるライティングがほどこされ、時折「WORLD NEWS」という文字が浮かびあがります。
ステージにスパイが集まると、いよいよ曲の始まり。
重々しい前奏とともに、真っ赤なトレンチコートを着たユーミンがあらわれます。
そして、中央に設置されたプレートに乗って歌いはじめるのですが、このプレートが左右に大きく揺れながらステージ高く上昇。
その揺れ動くプレートにスパイに扮したアクターが飛び乗ったり飛び降りたりしながら曲は進み、途中でステージ裾からまた別の怪しげな格好をしたアクターがあらわれたり、頭上から大量の新聞のようなものがまかれて舞い飛んだり。。。
かと思うと、一瞬にして、それまでのトレンチコート姿から、イスラエル風の白い衣装に早変わりするユーミン。
執拗にユーミンをつかまえようとするスパイですが、天井から降りてきた縄はしごに飛び乗り、ユーミンはそのまま天井へと消えていきます。
ステージ全体で、炎が吹き上がり、花火がばんばんはじけとび、クライマックスを迎えようとするところで、ひとり天井近くまで上がりきったプレートからスパイが下のステージめがけて、ダイビング!!!
もう、興奮せずにはいられません!!!
とにかく、一時も目を離すことができないほど夢中になってステージを見ていました。

「BABYLON」
時のないホテルでの興奮が冷め遣らないうちに、今度は幻想的で神秘的な雰囲気の曲。
そして、今回の目玉ゲストのひとり、シンクロのデデューが登場です。
他のシンクロアクターがアクトが繰り広げられる中、神々しい曲と、神々しいユーミン、そして神々しいデデューの演技でもうなにがなんだか非現実的な世界にどっぷり(´ー`)

「12階の恋人」
この曲、いまいち思い入れがないため、演技に集中しましたが、たったひとり、女性のアクターがステージ中央でバラの花を1本使ったバランスアクトをし続けます。
あっけらかんとした曲調の中で、ただひとり演技をする女性。
正直、それまでの演出の中で、一番地味に見えます。
しかし、これがまた、なんともせつないというか、釘付けにされるというか、どことなく悲しげな印象を受けました。

「別れのビギン」
時のないホテルのあともあってか、そのあとの数曲、地味な印象がいなめません。
ただ地味でありながら、演技をしてくる人から伝わってくる何かがあるのも確かです。
正直、このあたりのユーミン、完全に脇役です。
天井からぶらさがったゴムベルトのようなものにつかまって、2人の男女が、それこそ曲の世界そのもののように、情熱的なダンスを繰り広げるのですが、優雅にきれいに舞いながらも、ほんとに情熱的。
ベルトに支えがあるのは男性だけで、その男性は宙に浮き、その宙に浮いた男性の力だけで支えられた女性が、宙を舞う姿ははらはらしました。

「Delphine」
デデューの本領発揮といわんばかりの、デデュー、ソロのシンクロ。
曲自体もとても美しく想像力をかきたてられ、ドラマチックで、デデューの芸術的な演技に見事にマッチします。
とにかく、デデューの動きがすごすぎる。
きびきびした演技の印象のあるシンクロですが、全然違う。
なめらかで、しなやかで、体の先の先まで目を見張ります。
指先や足先が動いたあとに、まるで、ほんとにそれこそ妖精が動いたようなきらきらした残像が残るように見えます。
うっとりとしていると、今度はこちらも目玉のひとり、シンクロの武田美保さんも加わり、二人の演技が繰り広げられるのですが、これがイルカのカップル、または人魚のカップルを思わせるような甘いロマンティックな演技で、もう、シンクロを見ているというより、なんか未知の生物を見ているかのような錯覚に陥るほど(´ー`)

「Nothern Lights」
この曲、壮大な感じがしてとても好きですが、なぜかこの曲だけ、ただユーミンがステージ中央だけで歌うってだけのものでした。
オーロラだとか、宇宙的な何かとか、すっごい演出ができそうなものなのに、
何もしなかったっていうのは、客に好きなだけイマジネーションをはたらかせて楽しんでくださいとでも言いたかったのでしょうか。
いい曲であるだけに、シャングリラでただ歌っているだけというのはとってももったいない気がしたのが正直なところです。

「時はかげろう」
壮大な感じの曲が続きます。
サビの部分のユーミンの声の力強さに鳥肌が立ちます。
客席には、4箇所ほど、大きなオブジェのようなものが飾られているんですが、そこでダンサーが踊っていることに気づいたのは随分後になってからでしたorz
なにかあるだろうと思っていたオブジェですが、移動することはありませんが、ステージに共鳴するかのように大きく揺れ動きます。
ステージ上では、舞台が競りあがり、たくさんの噴水が打ち上げられ始め、
その中央で歌うユーミンが神々しくてファンとしてはたまりません。
壮大な曲を歌うユーミンはとてつもなく感動します。

「SAVE OUR SHIP」
本当に宇宙的な壮大系曲が続いて失禁寸前。たまりません(>ε<)
ステージには白い世界が広がります。
1曲目と同じようなグランドピアノのセットの上に、ひとりのアクターがポージングしており、その周りを3人のアクターが取り囲むように座っています。
歌に合わせて両手だけで体を支えてバランスアクトをするのですが、白い世界で行われるそれがとても神秘的でなりません。
そして、曲も後半盛り上がりになると、今度は天井から6人ぐらいのアクターがゆっくりと円になって、降りてきます。
ゆっくりユーミンのグランドピアノを取り囲むと、今度は、グランドピアノとユーミンも一緒に、白い帯状の布を広げながら、天井へと戻っていくのです!
きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
オムツしていくのがいいかもよ(´ー`)
もう、ユーミンが異世界に帰っていくというか、神になったというか、グランドピアノが落ちないかはらはらしながら見ながら、うっとりしていました。

「SHANGRILAをめざせ」
テーマ曲のようなもので、やっとのりのりの曲がでてきたといった感じです。
もちろん、待ってました!的な曲でもありますが、その前までの神々しい演出から一転、なんとなくぽっととってでた感じがするのも残念な感じはしました。
一番通常のコンサートの演出に近い感じで、バンドメンバーやコーラスも前面にでてきての演奏となりました。

曲が終わると今度は空中ブランコがはじまります。
2列に並んだ空中ブランコで息のあったアクトが楽しめましたが、緊張感というかハラハラ感はいまいち感じられなかったのはその前までの演出が派手だったからかもしれません。

「真夏の夜の夢」
やっとメジャーな曲の登場です。
客席も立ち上がってノリノリで、シンクロ、ダンサー、バンドが勢ぞろいしての派手な曲ですが、なんだか物足りない感じがしたのは、派手な演出ばかり目にしてきたからでしょうか。
派手で盛り上がったのは確かですが、心に残るような感じではないです。

この曲で本編終わり。
「え?もう終わり?」と感じるくらいあっというまに時間が過ぎていきました。
会場からはアンコールを促す手拍子が強く繰り返されます。

「人魚姫の夢」
アンコール1曲目は新曲です。
これも中央でユーミンがただひたする熱唱する感じ。
まだ発売はされていませんが、ちょっと耳にしたこともあってか、新鮮な感動はなく、たんたんときいていたという感じです(´ー`)

「Carry on」
本当にラストの曲です。
今までライティングにはほとんど触れませんでしたが、最初から最後まで、とにかくライティングのすばらしさには目を見張るものがあります。
しかし、ここで頭上からでてきた巨大なミラーボールにあてられた、会場全体を包む白いライティングの美しさはすさまじかった。
とにかく、きらきらがすごい!
最後の方で、デデューをのぞくすべてのメンバー紹介がされ、中央のユーミンを取り囲むように、アクターやらダンサーが円になり、さらにユーミンの神々しさがまし、エンディングにふさわしい壮大な世界が広がります。
そして、曲の最後の最後。
ファンとして最大の喜び、ユーミンの「きゃりお~~~~ん」の絶叫がきけたのには感嘆の声をあげ、鳥肌が立ちました。よかった。すごくよかった(´ー`)

そして、女王ユーミンは立ち去ろうとしますが、オープニングにあった花束のようなものをプール際に静かにおくと、もうひとりの女王デデューが静かに水の中から登場し、またもや優雅に、名残惜しそうな演技を繰り広げて静かにシャングリラは終わりました。

見終わって、ほんとに充実感と満足感はすごかった。
何度も非現実的な感覚を味わいながら、ふと現実に戻された感じが不思議な感じでした。
書き忘れていますが、今回、ユーミンをはじめ、アクターの衣装もどれもすばらしかったことも付け加えておきます。
どの曲も素晴らしいものでしたが、個人的に得に失禁寸前の曲、及び演出は、「グレイス・スリックの肖像」「時のないホテル」「時はかげろう」「SAVE OUR SHIP」「Carry on」ってところです。

ユーミン スペクタクル シャングリラⅢ ②2007年07月01日

①の続き

「Happy Birthday To You~ヴィーナスの誕生」
1曲目が静かに終わって、中央に立つユーミン。
それまで着ていた衣装が両サイドから剥ぎ取られ宙を舞って飛んで行き、
2曲目スタート。
この衣装が剥ぎ取られる演出ですが、さっきまで優雅にピアノを弾きながら滑っていたユーミンの衣装にいつ剥ぎ取られる仕組みがセットされたのだろうと不思議に思いましたが、剥ぎ取られた瞬間、「おぉ!すごい!」という感じではなく、確かに驚きはしましたが「おぉ!すごい!(笑)」という感じでした。
なんでちょっと「プッ(笑)」となったのか後から気づいたことですが、この衣装が剥ぎ取られる演出、安田大サーカスの団長が服を剥ぎ取られて褌一丁になるオチと同じ印象です(笑)

この曲は好きではありますが、シャングリラ2でも歌われたので、新鮮な感じはしませんでした。
ただ、演出面でちょっとした驚きが。
さっきまでピアノがステージ上を移動していたということから、ステージ一面に床があると思われていましたが、曲の途中から、急に床からシンクロスイマーの人たちが水しぶきをあげてジャンプ!
1曲目のスモークが残っていたことから、床の状態がよくわからないということでいつのまにかプールに変わっていたことに驚きました。
そして、曲とシンクロの動きがあっていて、華やかな雰囲気で終わりました。

「ようこそ輝く時間へ」
客席から数体の奇妙な着ぐるみのような人形が出現して、ステージに向かいます。
その間にステージ上には鉄棒のセットが組み込まれています。
歌の中に遊園地がでてきますが、それを感じさせるようなたくさんのピエロやダンサーでファンタジックなかわいらしい演出が展開されます。
そしてなんといっても、見せ場は中央に設置された鉄棒。
最近のマドンナのコンサートでも鉄棒を使った演出がありましたが、あれもスピード感があって格好よかったですが、シャングリラの鉄棒もあれとは全然違った印象でとてもすばらしかったです。
正方形をふたつ並べて組まれたような鉄棒の上で、8人ぐらいのアクターが一斉に鉄棒をしはじめくるくる回ります。
しかも、鉄棒と鉄棒の間を立体的にまわりながら移動したり、数人のアクターの複雑な動きがすごすきます。
口では説明しきれません(涙)
とにかく、めまぐるしく、複雑なんです。
よく、ぶつかったりしないようなぁとしきりに感動していました。

「ハルジオン ヒメジオン」
MCをはさみ、さっきとはうってかわって、美しく、イメージのふくらむ曲です。
天井から歌の世界によくあっているオレンジ色っぽい3人のアクターが乗ったエアリアルアートという円形のブランコが降りてきます。
エリアルホイールはくるくるまわりながら、ゆれながら、その中で3人のアクターが優雅に舞って、とても美しい光景が広がります。
間奏では、そのくるくるまわるエアリアルアートになんと、ユーミンが乗り込み、ユーミンが空中をくるくるまわりはじめるのですが、このときのユーミン、すごいと思いました。
くるくるまわるだけで大変そうなのに、しかもかなりの高さがあります。
その上、別に座りやすいような椅子みたいなものがあるわけでもなく、もちろん命綱のようなものはありますが、両手でしっかりホイールにつかまり、自分の力だけで座っているような状態にびっくりし、はらはらしました。

「インカの花嫁」
この曲も好きですが、どんな演出かはよく覚えていません(涙)
ライブでこの曲を聴いたのがはじめてだったため、ユーミンに集中していましたが、強烈に印象に残るような演出はなかったと思います。ダンサーがでてきて、曲が終わったあと、水しぶきをあげて激しいアマゾネスダンスのような感じで踊りましたがこれもよかったです。

「朝陽の中で微笑んで」
この曲、そんなに思い入れのない曲でしたが、かなり高い位置で綱渡りがはじまります。
静かな曲に派手なイメージの綱渡りですが、これがまた、ブルーの世界と繊細な綱渡りに美しい世界が繰り広げられます。
ユーミンの歌そっちのけで、綱渡りに集中していました(笑)
綱渡りをしている人の上にミラーボールがのり、その上にさらに人が乗り、という高度な技を繰り広げているのですが、なんだかそうは思えないほど、優雅で非現実的なのに不自然じゃないような不思議な感覚を覚えました。
とにかく、はらはらしながらもとても優雅で芸術的。
そして、綱渡りといったら、地面と平行なイメージしか今までありませんでしたが、途中で坂の状態になった綱を歩き上りはじめて、びっくり!
この辺になるとそれまで優雅に見ていましたが、それこそどきどき。
坂になった綱を渡るということはかなり大変なようで、衣装が滑るのもあってかそれまでの優雅さとは違い必死さが漂っていたのがちょっとだけもったいないような気もしましたが、歌詞の最後の「つなぎとめて~」のリフレインと、
アクターの演技がとてもせつなくて、さらに歌の世界と綱渡りのシンクロ具合を深く感じさせました。
余計なセットがない分、イマジネーションもよくはたらくこともセンターステージのよさだと実感しました。

続く。。。

ユーミン スペクタクル シャングリラⅢ2007年07月01日

昨日、横浜アリーナで初日を迎えたユーミンこと松任谷由実様のサーカスとシンクロとコンサートが一体となったショーを見にいってきました。
東京公演は9月なので、ユーミン大ファンの私としてはそんな遅くまで待てません。

とりあえず、見終わった感想としては、本当によかった!大満足です!
シャングリラシリーズの中では、一番見終わった後の充実感と余韻が強いです。
また見たいと思わせるショーだったし、さすがユーミンと感じさせるショーでした。
とにかく、いろんなところにびっくり、感動。
センターステージのため、セットの派手さは以前のシャングリラに比べるとありません。
しかし、それを感じさせない、派手な演出が用意されています。
ユーミンとサーカスとシンクロとがきれいに融合した感じで、全体的に密度が濃くきれいにまとまった印象です。
そのため、ユーミンファンじゃない人が見ても、かなり楽しめるショーではないかと思いました。
ユーミンファンじゃない人にも強く勧めたくなるようなショーです。
それから、シャングリラ1、2で活かしきれなかったり、しっくりなじんでいなかった要素がうまく消化された感じです。

席がセンター席だったので(横浜アリーナの場合、通常のコンサートでいうアリーナ席。ここではアリーナ席がスタンド席にあたります)少々心配していました。
シャングリラの場合、ステージ全体が見渡せたほうがいいのと、今回、シンクロがあるので、センター席から見上げる形になると思い、その場合、水面でのアクトがきれいに見えるのかという心配です。
しかし、行ってみるととてもとても良席でびっくりしました。
センター席にも段差がついており、後ろの方の列でも見える配慮がされており、私達の席はちょうどステージの中央から全体をきれいに見渡せる位置で、しかも前方のお客さんを含めても、視界をさえぎるものがほとんどなく、その上、空中での演技を見上げることもでき、本当にベストポジションでした。
今回のシャングリラはセンターステージということもあり、比較的、どの座席からもステージが楽しめる作りになっているとは思います。
今までのユーミンのコンサートでは「なんでこんなほとんどステージが見えない席を売るの?」と思うことがあったことがあるので、配慮されていることがとてもうれしく思いました。

それでは、ショーの感想をもうちょっと詳細に書いていこうと思います。
今回、写真の曲目リストを見ても感じますが、選曲や曲の流れを見ても、
盛り上がりにかける感じがあります。
その上、一般の人が知っているような「DESTINY」だったり「春よ、こい」だったり、「リフレインが叫んでいる」だというような代表曲がほとんど見当たりません。
確かに、この選曲が通常のコンサートであったら、盛り上がりに欠けたかもしれませんが、シャングリラとしてみた限りではそんなことは感じさせませんでした。
ユーミンひとりが主役というわけではなく、サーカスやシンクロなどとちゃんと融合していることでひとつの世界ができあがっていました。
ただ、終盤近くの落ち着いた曲が続くあたり、ちょっとまったりしすぎかなと感じましたし、あと1、2曲盛り上がる曲と派手な演出を入れてもよかったのではないかとも感じたのも正直なところです。

「グレイス・スリックの肖像」
ユーミンがどういう登場をしてくるか楽しみにしていました。
派手な登場をしてくるのか、それとも普通にステージ下からせりあがってくるのか。
しかし、意外にも静かに普通に登場してきました。

ユーミンが登場する前に、黒子の人が、ステージ中央にグランドピアノを手動で運んできました。
手動で運ばれてきたことで、派手なシャングリラのイメージからかけ離れた印象だったので違和感を感じました。

そのあと、ユーミンが静かに歩いて登場。
手に持った花束のようなものをピアノの上におき、ピアノを弾き始めました。
そして、歌いはじめたのがこの曲。
曲の良し悪しは抜きにして、ファンからしても渋めの暗い感じの地味な曲です。
通常コンサートでもまったく歌われることのないマニアックな選曲です。

しかし、この選曲がとてもよかった!
スモークが大量にたかれたステージの中央で、静かに、そして丁寧にユーミンが歌います。
不思議とシャングリラの世界が出来上がり、引き込まれていく感じです。
じっくり聞きほれていると、中央のステージがゆっくりと回りはじめますが、
この辺は別にびっくりすることもなく、普通に予想できる範囲。
しかし、そのうち最初のびっくりが!

グランドピアノをひきながら、ユーミンがステージ全体を滑らかに移動しはじめました!
最初に、黒子が手動で運んできたことで、こんな風になるとは思いもしませんでした。
スモークの中を、それはそれは優雅に、グランドピアノをひくユーミンが滑りはじめます。
ほんとにきれいな演出でうっとり。
正直、この1曲目でかなり満たされました(笑)

続きは後ほど。